同人雑誌『まんじ』寄稿文書一覧

accessmail

同人雑誌『まんじ』寄稿文書一覧


141号掲載「あなたも田舎で暮らすなら」と「村の明日」

「あなたも田舎で暮らすなら」と「村の明日」
(→pdf でもご覧頂けます)

都市と農村のあり方をテーマに農業や農村、地方の応援ソングとして、CD「古屋富雄作品集」のリリースを続けています。初版は、「過疎」と「遠い思い出」です。
そして、この2曲のアンサーソングとして、「ふるさと回帰」と「村に戻って」を7月にリリースしました。
さらにこの次は、コンセプトアルバム風に「あなたも田舎で暮らすなら」と「村の明日」を予定しています。
私は、農業や農村、地方の活性化を図るため、本「兼農サラリーマンの力」を出版しています。
また、誰でもが農業や農家になることのできる仕組み「市民農業者制度」などを創出し、講演活動を積極的に進めています。私の本や講演は、興味のある人しかその対象ではありません。
しかし、音楽は、興味のない人でも、メッセージを伝えることが出来る最も有効なツールと考えます。
今後も、都市と農村のあり方をテーマに農業や農村、地方の応援ソングを作り続けていきます。
次回のリリース、「あなたも田舎で暮らすなら」と「村の明日」を添付します。

 

《あなたも田舎で暮らすなら》

お花田舎の空気は美味しいでしょう 
もちろん水も美味しいですよ
神社の桜は綺麗でしょう 
レンゲの花も満開ですよ
村の人は親切でしょう
何かと面倒みてくれますよ
そろそろ田植えが始まる頃です
「植え付け順」は村が決めます

村社会、村社会、村には村の決まり事
独りよがりはできません 
あなたも田舎で暮らすなら 分かって下さい この事を

もうすぐ稲の刈り入れですね
一家総出の仕事です
時には助けを求めます
隣の家が来てくれますよ
村の道を歩いてみましたか
デコボコ道はなかったでしょう
年に一度は普請をします 
皆で汗を流しています

結の心、結の心、村には村の思いやり
互いに助けて支えあう
あなたも田舎で暮らすなら 結の心を持ちましょう
あなたも田舎で暮らすなら 結の心を持ちましょう


 

 

《村の明日》

お花君と二人で登った丘に
百合の花は咲いていました
遠い昔に君に捧げた

花はそこに 咲いていました

二人の名前を記してきました
山の寺の住民帳に
夫婦になると先ずは行う
村の素敵な 習わしなのさ

何か空気が変わってきたと
村の人が言っています
君と営む農家の宿に
町から人が 来はじめています

やがて僕らに子供が生まれ  
大きな声で泣いています
あやす君の優しい顔に
村の明日が 見えるようです